| らくらく化学実験_油脂 けん化 石けん アルカリ性 | ||
オリジナルなオリーブソープ |
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油汚れ落としに石ケンを使いますが、実は石けんの原料が油そのもの。まさに、油をもって油を制すですが、最近は廃油から石ケンを作るなどのイベントも多く行われているようです。ここでは、じっくり時間をかけて行う、熟成石ケンにトライです。 |
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「手 順」 熟成まで1−2ヶ月:家庭のキッチンやクラブ向き
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「注意と工夫」
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「解 説」 油脂の鹸化・・・その昔、古代ローマ時代のサポー(Sapo)の丘の神殿では、いけにえの羊を焼いて神に供えるという神事が行われていました。焼けて滴り落ちる羊の脂が木の灰(アルカリ分)にまじり、石けんのようなものが偶然にできたそうです。それが浸み込んだ土は、汚れを落とす不思議な土として大切にされ、soapの丘が石けんの語源となったといわれています。 さて、セッケンは、油脂がアルカリ成分(ここでは水酸化ナトリウム)によって鹸化され、脂肪酸ナトリウムを生じることで得られるものです。この反応を「鹸化」と言い、複生成物にはグリセリンを生じます。基本的には次のような反応式で表されます。 Ra−COO−CH2 | Rb−COO−CH +NaOH | Rc−COO−CH2 油脂(分子量大) 水酸化ナトリウム HO−CH2 | → Ra−cCOONa + HO−CH | HO−CH2 脂肪酸ナトリウム×3分子 グリセリン 特に鹸化の度合いは、油脂1gを鹸化するのに必要な水酸化カリウム(分子量56)のミリグラム数で表すことができます。この実験の原料のオリーブオイルの場合は、鹸化価は185-197とされるので、オイル1g(1000mg)あたり、水酸化ナトリウムは、鹸化価に40/56をかけた量で済む計算になります。(ちなみに、原料のオリーブオイル成分は、一般に一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸が75%、リノール酸やリノレン酸等の多価不飽和脂肪酸が10%程度、残りは飽和脂肪酸という構成になっている) ところが、実際に実験で使用した水酸化ナトリウムの量は、オイルの量に比べてかなり少なくなっています。これは、授業の中であわただしく行う実験と違い、時間をかけて熟成させる手法を取っていることと関係があります。少なめのアルカリを用いる(ディスカウントというらしい)ことで、原料の油脂を残存させ、オリーブの風合いを残すことができるのです。市販の一般的なセッケンでは、使用後に肌がカサカサになったり、皮膚にしわが寄る、突っ張る感じが残ることがありますが、熟成させたオリーブ石けんを使ってみると、その違いに驚かされます。まるでメーカの宣伝文句のようですが、泡を洗い流した後のしっとり感は何とも言えません。油分を洗い流すだけでなく、不足した油分を補う効果があるわけですね。 原料の油脂の種類を変えたり、加える香料を工夫すれば、いろいろヴァリエーションが楽しめます。時間のかかる手法ですが、ぜひクラブ活動等で、実践したいテーマではあります。 |
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関連実験ページ:銅線アメンボどうして浮くの
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「参 考」石けんのレシピ絵本(前田京子 主婦と生活社) |
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